なぜ夢を見るのか、なぜ見た夢をすぐに忘れてしまうのか徹底解説!

健康
スポンサードサーチ
広告

⚪︎夢とは

睡眠中あたかも現実の経験であるかのように感じる、一連の観念や心像のことや睡眠中にもつ幻覚のこと。将来実現させたいと思っていることや願望、願い。
視覚像として現れることが多いものの、聴覚・触覚・味覚・運動感覚などを伴うこともあります。通常、睡眠中はそれが夢だとは意識しておらず、目覚めた後に自分が感じていたことが夢だったと意識されるようになります。しかし、稀にではあるが自分が今見ているものが、夢であることを自覚することが出きる場合もあります。

⚪︎なぜ夢をみるのか

答えは、ずばり「記憶」の集まり。これまでに見聞きしたことや経験したことがいくつもつなぎ合わさって、夢になるのだといいます。
脳にしまわれている過去の記憶の中からたまたま表れ出てきたものが結びつき、ストーリー化されて夢となります。数ある記憶の中からどれが掘り起こされるかは、その時々の精神状態やストレスなどの影響を受けることもありますが、ほとんどの場合はランダムです。昨日の記憶と5年前の記憶が突然結びつくこともあります。もともと脳は物事を秩序づけて理解する傾向があるといいます。何の関連性もないような記憶が浮上してきても、それらを適当に結び合わせて、つじつま合わせをするのです。その結果、夢のストーリーが作られます。だから、好きでもない人と手をつないで歩いているなどという、訳のわからないストーリーが生まれたりもするので、夢の内容を気にしたり、意味づけをしたりして、一喜一憂する必要はないのです。

⚪︎夢を忘れる理由

目を覚ましたとき、自分が見た夢を覚えていない理由として「深い眠り(ノンレム睡眠)のときに起きてしまうから「という説があります。睡眠は浅い眠りの「レム睡眠」と、深い眠りの「ノンレム睡眠」がひと晩に交互に繰り返されます。
夢を見るのは、ほとんど「レム睡眠」のときだと言われていますが、ひと晩の間に「レム睡眠」と同じ回数、またはそれよりも多く夢を見ているそうです。そのなかで起きたときに覚えている夢は、最後の「レム睡眠」のときに見た夢だそうです。
それだけいくつも夢を見たのに、まったく覚えていないのは、「ノンレム睡眠」のとき、つまり熟睡の状態のときに目が覚めてしまったから…と考えられています。「夢を見ません!」という方でも、実は「レム睡眠」の状態のときに必ず夢を見ていますが、目が覚めるのがいつも「ノンレム睡眠」のときなので、夢のことを覚えていないそうです。
他にも、見た夢を覚えていない理由として、「起きてすぐに活動してしまうから」という説があります。特に、目覚まし時計やスマートフォンのアラーム音などで強制的に目覚めさせられた場合、出かける支度など、起きたらすぐにやるべきことがたくさんあります。

⚪︎現実と夢の区別がつきづらくなる要因

現実と夢の区別がつきづらくなってしまうのは、過去の悪い体験や現実に抱えている実際の悩み、よくない問題が元に構成されることが多いものです。では、現実世界との区別がつきにくい夢は、どんな理由で何が要因となりえるのでしょうか。

・ストレスが原因に

現実世界で抱えている人間関係や、解決する必要がある課題が原因になることも。人間関係や課題についてポジティブな感情に向き合うことができれば、実際に解決していくための対策を講じることができます。しかし、解決に対して見通しが立たない場合などに、どうしてもネガティブな感情からストレスを感じてしまい、目が覚めた時にまるで現実に起こったかのような悪夢を見てしまうことがあります。

・加齢が及ぼす影響とは

高齢者の夢と現実の区別が付かないケースでは、加齢に伴う認知症を疑うことがあります。認知症外来や心療内科を受診し、念のため健康面を調べるのも良いかもしれません。加齢によって睡眠の質が低下したり、中途覚醒をしたりして、夢を多く見ている可能性もあるので注意が必要です。

・睡眠障害の可能性について

過眠症のひとつであるナルコレプシーやその逆の不眠症によって、夢と現実との区別がつきにくい状態を引き起こす場合があります。この場合も睡眠専門外来や精神科などを受診し、専門家に相談することが必要です

・その他、疾患によるもの

悪夢障害の要因として心的外傷後ストレス障害(PTSD)のある人が、現実世界の原体験や言葉を元にした悪い夢を見ることがあります。PTSD患者さんの原体験の思考が昇華されず、夢として出現する場合の多くは、トラウマからストーリー展開された夢であることが多く、結果的に悪夢を見てしまうのです。
また、精神安定剤や睡眠薬の副作用として睡眠酩酊状態になり、現実世界で起こったかのような夢を見るケースもあります。

夢は、記憶の断片を材料にして自分自身の脳が紡ぐリアルな物語。なぜ、何のためにそんなことが起こるのかは不明ですが、なんとも奥深い脳の働きではないでしょうか。さて、今夜はどんな夢を見るのでしょう。