梅干しと聞いただけで、酸っぱいイメージで、苦手な方も多いのではないでしょうか?
酸っぱい梅干しですが、いろいろな効果があります。
お弁当に梅干しを入れると、腐りにくくなるってきいたことはありますか?
それは梅干しに抗菌効果があるからなんです。
梅干しを食べるとどんな効果があるのでしょうか。
脂肪燃焼・疲労回復効果
梅干しには酸味の成分である「クエン酸」が含まれています。(酸っぱさがクエン酸です)
クエン酸は体内のエネルギー産出において重要な役割を担っています。
食事から摂った糖質、タンパク質、脂質のエネルギーや、疲労の原因物質である乳酸などを分解しエネルギーに変換するサイクルの事を「クエン酸サイクル」と呼ばれています。
クエン酸サイクルが潤滑に回っていないと、糖質や脂質の代謝がスムーズに行われずやせにくくなります。
また疲労物質の乳酸が溜まると、疲れが取れにくくなります。
クエン酸サイクルが潤滑になると、エネルギーが効率よく消費されるようになり、太りにくい身体になります。
梅干しを食べることにより疲労の原因物質である乳酸が分解されエネルギーに変換されるので、疲労回復効果が期待できます。
食欲増進効果
梅干しの食欲増進効果は昔からよく知られています。
梅干しはクエン酸をはじめとする様々な有機酸を含んでいるため、唾液の分泌を促進し、胃を刺激することで胃酸の分泌を促進する働きがあり、胃腸が活発に働き食欲が湧いてくるといわれています。
食欲のない時に梅干しを食べると、食欲がでてきます。
血液の流れをよくする効果
血液が「ドロドロ」の状態だと、心筋梗塞や脳梗塞、高血圧、動脈硬化などを引き起こす原因になります。
梅干しに含まれるクエン酸には血液の流れを良くし、血栓を防ぐ作用や血管の老化を防ぐ働きがあります。
血液の流れが良くなることで細胞の新陳代謝も活発になり、ダイエットやアンチエイエジングにも効果的です。
二日酔い防止
梅干しには肝機能の働きを高めて、肝臓の解毒作用を助けてくれる効果があります。
またアルコールの代謝を促す作用があるので、二日酔いの時には、熱いお湯に梅干しをつぶしたものを入れてのがおすすめです。
抗菌効果
梅干しをお弁当に入れると悪くなりにくいと昔から言われていますが、抗菌作用があることが科学的にも認められています。
梅干しには食中毒菌である「黄色ブドウ球菌」や「病原性大腸菌」などの食中毒菌の増殖を抑制する作用(制菌作用)があり、食中毒を予防する働きがあることがわかっています。
梅干しにはこんなにたくさんの効果があります。
酸っぱくて苦手と言う方は、梅酢、梅肉エキス、梅酒などでも同じ効果が期待できます。
私もあまり得意ではないのですが、最近甘い梅干しなども出てきているので、少しずつ食べるようになりました。
みなさんも是非食べてみて下さいね。