Plague Incというゲーム ~シミュレーションからみるコロナウイルスという詰みゲー~

ゲーム
スポンサードサーチ

インディーゲームと呼ばれる大きなジャンルがあります。
例えばスクウェアエニックスだとか、コナミだとか、誰でも一度は聞いたことのあるゲームメーカー…以外の、小さな、独立したゲームメーカーが作ったゲームのことを指します。
インディーゲームには多種多様なゲームがあり、例えば半裸のおじさんが壺に入ったままハンマーを振り回すゲームがあったり、絶対に取れない1ドル札をただ眺めるゲームがあったり、鹿になって街中を走り回るゲームがあったりします。
何故そんなものがゲームなのか、という疑問もあるでしょうが、とにかくそんなゲームもあるのが、インディーゲームというジャンルなのです。
そんな混沌としたインディーゲームの中に、今回紹介する『Plague Inc』(日本語版副題:伝染病株式会社)というゲームがあります。

広告

1)ゲームの概要を知ろう

Plague Incは2012年、Ndemic Creationsという小さなゲームメーカーから発売されたゲームです。
「Plague Inc(直訳でペスト株式会社)」や「伝染病株式会社」という物騒な名前からお察しかもしれませんが、バクテリアやウイルス、真菌などを操作し、人類を全滅させるのが目的、というパンデミックシミュレーションゲームです。
ゲームを開始してすぐに、ゲームからは以下のメッセージが掲示されます。
「考えろ…現実の世界だったら何が起こる?」
「Plague Incは世界の超現実的なモデルである。
戦略を立て、DNAポイントを使いながら病気を進化させろ」
DNAポイントはゲームシステムの用語の為、後述しましょう。
ともかく、あなたは病原菌となり、世界を破滅させることを目指すのです。

2)ゲームをプレイした気分になろう

ウイルスを操作、と言われてもピンと来ないかもしれません。
まず、プレイヤーはバクテリアやウイルスなどから1種類を選び、世界を破滅させるゲームをスタートします。
ちなみに、病原菌に好きな名前を付けることも出来ます。
愛着が湧きますね。
前項で触れたDNAポイントは、RPGゲームで言うスキルポイントのようなもの。
このポイントを使用することで自分の選んだ病原菌を進化させていきます。
ポイントの使用先は大きく分けて3種類。
1つ目は「伝染」。
病原菌がどのように広がっていくか?というタブです。
例えば「鳥」…鳥が病気に感染しやすくなることにより、病気の感染力を上げ、陸上、つまり地続きの国への伝染率を高めます。
この他に「水」への耐性を得ることにより、湿度の高い気候での感染力を増すと同時に、船舶を利用する人間を介しての伝染率を向上させたり、「血液」を介して感染する能力を得ることで、貧しい地域での感染力を増したり、といった具合です。
2つ目は「症状」。
「貧血」、「吐き気」、「咳」といった病気ではお馴染みの症状から始まり、「全身臓器不全」や「赤痢」といった恐ろしい症状まで取り揃えています。
3つ目は「能力」。
これは病原菌自体の能力を高めるタブです。
寒い地域への感染者を発生させる為に「寒気耐性」を付けたり、「遺伝子改造」で人類が開発する特効薬「Cure」の研究速度を遅らせるという具合です。
特効薬である「Cure」を開発されてしまうと、せっかく広めた病気が治療されてしまい、世界からあっという間に駆逐されて、ゲームオーバーになってしまいます。
DNAポイントを割り振って全世界を感染させるには、どの性能を高めれば良いのか?
最終的に全人類を死滅させるには、どんな症状を備えていくのが良いのか?
Cure開発をされない、させない為に取るべき手段は?
ということを考えていくのがこのゲームの面白いポイントです。
最初に感染させる1人…この1人をどの国の人間にするか?
これも重要なポイントですが、ゲームとして遊び、簡単にクリアするならエジプトや中国がおすすめです。
もしくは感染が広まりにくいグリーンランドなどを選んでもよいかも。

3)現実との違いを知ろう

このゲームはシミュレーションゲームとして制作されており、感染が広まっていく過程や、人類側の対処もかなり現実に則したものになっています。
ただ、内容が全て現実と同じという訳でもありません。
例えば、このゲームには4種類の難易度が用意されています。
1番簡単な「Easy」は文字通り簡単なモード。
「誰も手を洗いません」「研究委は仕事をしません」「病気の人々も抱擁します」という条件が添えられています。
難易度が上がるにつれて人々が手を洗う頻度が高まり、研究医は勤勉になり、病気の人は無視され、投獄されるようになり、さらに健康診断を定期的に行うようになります。
ここで現実を振り返ってみましょう。
少なくとも日本国民は手洗いを励行していますし、インフルエンザにかかった患者は隔離されますよね?
このゲームの内容を知った上でコロナウイルスを見てみると、「あ、これもうすぐゲームオーバーだな」ということが分かります。
現実の衛生状態は、ゲーム内の超Hardに匹敵します。
そんな中、世界各国で死者まで出して、存在を隠そうというような意図も見られません。
間もなくCure開発が完了するでしょう。
手洗いうがいをしっかりして、食事や睡眠をきちんと取り、体力を落とさないようにしていれば、問題ありません。
買占めやデマに慌てることなく、感染の終息を待ちましょう。
最後に、このゲームはシミュレーションゲームではありますが、開発元は「すべてが現実に即している訳ではない」と発表しています。
参考にすべき点はたくさんありますが、情報は信用できる情報源か確認してから受け取るようにしましょう。
この記事はゲームについて書いているだけですからね。